『犬猿』

映画『犬猿』予告編 ぼちぼちと気になる映画は観にいっていて感想もまとめたいと思ってるけど、とりあえず昨日観た映画の印象が鮮烈なうちに感想をすぐに書き留める。 今作は観ながら「つれー。つれーわー」とちょいちょい小声で言ってたほど辛面白さがある…

2017年のアルバム10枚

音楽の情報を漁りに行って、ガツガツ音楽を聴くことはないけれど、昔から聴いてるものは新譜が出たら買ってみたりする。モノのカタチとして音楽ソフトを買い、リッピングして、CDは棚に並べる。というところまでして、自分の音楽ライブラリに入った感がある…

イーちゃんのこと

イーちゃんは2017年1月13日に旅立ちました。 一足早く、ネクストステージに行ってしまいました。 私が一緒に住みだした当初、人見知りの彼は逃げ回って姿をなかなか見せてくれませんでしたが、「あ、このひとこの家にずっといる人なのか」と認知してくれてか…

2016年に観た映画をふりかえる(その2 勝手に部門別)

結局大晦日はもろもろ片づけているうちに映画に行くような余裕はなくなり、2016年の映画納めは『ドント・ブリーズ』となりました。映画祭の旧作上映も含むと劇場での実質鑑賞本数は124本。複数回鑑賞は『シン・ゴジラ』の2回でした。1本あたりの平均鑑賞料金…

2016年に観た映画をふりかえる(その1 ベスト作品)

2016年もおしまいです。一年、早いなぁ、と毎年同じことを言っている。「ていねいな暮らし」みたいなのには程遠く、仕事、疲労、ガチガチの体をほぐすためのマッサージ、ご飯、洗濯、そうじ、インターネット、睡眠などで終了していく毎日。それでも日々の積…

極私的戦争映画ベストテン

ワッシュさんの企画に今年も参加します! 戦争映画は観ている本数は少ないと思いますが、特に印象に残っているものを挙げます。 1『フルメタル・ジャケット』監督:S・キューブリック ※ハートマン軍曹×微笑みデブ! 2『イングロリアス・バスターズ』監督:…

いまそこにある夫婦の危機『さざなみ』

先日『さざなみ』を観たんですがね、これがすばらしかった。無邪気(悪くいうとアホ)な夫の言動に対する、妻本人すら意識していないレベルで心の奥底の心情なり本音が、ふと表情にあらわれる瞬間(その素の表情の恐ろしさったら、ない)をとらえまくった真…

筋肉映画ぼんやりベスト10

今回のワッシュさんのお題。自分にはムリかなと思いつつも、筋肉へのアンテナの低い自分なりに10選してみました。ぼんやりした筋肉映画10選です。以下順不同。 ・『CUT』西島秀俊 ・『アジョシ』ウォンビン ・『激戦 ハート・オブ・ファイト』ニック・チ…

2016年4月の日常日記

全く疲れたな。年度替わりのこの時期は例年大変多忙で精神的にも来るのだが、数年に一度、この4月頃にひどいアレルギー症状が出て相当ひどい状態になる。ふと気づいたのだが、花粉症をこじらせて熱もあがり、体がガチガチに固まり、頭もガンガン痛み、喉も鼻…

2015年に買ってよかったもの5選

ひっそりとはてなブログに移行してたんですが、こちらで書くはじめての日記は2015年ももう2月半ばにもなるのに去年のふりかえりです。去年買ってよかったな、と思ったもの。 その1 カート 近所のスーパーなんぞに買い物にいって帰り、そう遠くもないのに重…

最近行ったライブ(YO LA TENGOとサニーデイサービス)にて思ったこと

音楽は、歳をとるごとに新しいものを聴く機会は減り減りに減り、一番よく聴いていた十代から二十代半ばくらいまでに夢中になったもの、のうち更に一部のものだけを細々と聴き続けている感じです。彼らが新譜を出したら買ってみたりみなかったり。彼らに関連…

恋人たちは日常に帰還する『恋人たち』

『恋人たち』を観終えて、パンフを購入しました。コメント集のところにあった森直人さん(映画評論家、ライター)の 「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に匹敵する衝撃です!」 に深く同意した。というか観ながら自分もまさにこう思ってたんだ。全然違う…

思いつくままに音楽映画ベスト10

今年もワッシュさんの企画に参加します! 音楽映画をことさら観てない自分が自力で思い出せるくらい印象に残ってる映画を思いつくままに書きだしてみます。 1位『スクール・オブ・ロック』 熱くて楽しくて笑えるし感動する。ロックって素晴らしいし、ロック…

FPM田中さんオススメの麺類TOP5を聴いて思い出したことなどメモ

TBSラジオのTOP5のpodcastでFPM田中さんの無性に食べたくなる麺類TOP5をやってたのです。以下ランキングを書き起こすと 第5位は名古屋の宮内「牛コロうどん」http://tabelog.com/aichi/A2301/A230110/23040430/ 第4位は沖縄のまるやす「軟骨ソーキそば」http…

カナザワ映画祭2015に参加した記録日記(映画9本+トーク2本)

思いかえすと2011年の「フィルマゲドン」から毎年行ってて今年で5回目の参加となったカナザワ映画祭。会場が都ホテル地下セミナーホールに変わってからは都ホテルに宿を取っていたのですが今年は北陸新幹線開業の影響もあってか宿の予約状況がすごい!との情…

今夏の長距離踏破女性映画頂上決戦 『奇跡の2000マイル』『わたしに会うまでの1600キロ』

まずはミア・ワシコウスカ主演の『奇跡の2000マイル』。 実話ベースであること、ミアちゃん主演であること、オーストラリア踏破らしい、というくらいの情報で観に行きました。これが期待以上にすばらしかった。 ・自然がすばらしい 中盤くらいまではサバンナ…

I am a witness of『Mad Max 怒りのデスロード』 Screaming “Mad”上映@塚口サンサン劇場

今年で62年目になる老舗の映画館、塚口サンサン劇場。4スクリーンあって話題の大型新作&ちょっと前の話題映画をかける二番館的役割のある昔ながらの映画館。塚口といわば微妙な場所で、10分ちょっと電車にのって東にいけば梅田、西に行けば神戸に出られる…

『野火』

『野火』大阪での公開2日目にいきました。シネリーブル梅田でネット予約。いつも取る最前列真ん中…は既に押さえられていた。埋まってる席からひとつ空けてとっても、結局あとで誰かがあとでその間を埋めることが多々あるので、と隣を押さえたら最前列はよく…

『フレンチアルプスで起きたこと』

予告をみて、たいそうおもしろそうだと思って公開週に足を運びました。緊急事態に陥ったとき取る男女の行動の相違*1が夫婦仲に亀裂をもたらすというおはなし。 フレンチアルプスでヴァケーションを過ごそうとやってくる一家。ゲレンデを眺めながらの優雅なラ…

8月1日映画の日に観た二本『ボヴァリー夫人とパン屋』『進撃の巨人』

毎月1日はほとんどの映画館で映画の日。1本大体1100円で観られます。8月1日は土曜で映画の日だったのでハシゴしてきました。作品チョイスは前々から絶対観る予定作品だった『ボヴァリー夫人とパン屋』、あと一本はスルーしようかと思ってたけど試写の評判や…

こんな映画を観られるとは…What a lovely day!『Mad Max:Fury Road』

公開前は、そうまで期待もしていなかった。試写で観る機会をえて、普通のテンションででかけ、体験してしまって以降はふと気づくと脳内をあの色調で支配され、ニュークスやフュリオサ、マックスのイメージがちらつき、火炎放射ギターが脳内でギターをかきな…

ざっくり振り返る3月ごろにみた映画

とりあえず3月頃に観た映画、どんなのあったっけ。google calendarをみながらふりかえる。 ジョン・ファヴローの『シェフ!〜三ツ星フードトラック始めました〜』からスタート。これはよかった。twitterの使い方、見せ方も上手いしテンポよくザクザク進むし…

「連休はこう過ごした、2015年5月大阪神戸」

今週のお題「ゴールデンウィーク2015」にたまたま合う内容となります。日常の記録。 仕事はカレンダー通りのお休みとなるため、4月29日(水)祝日ののち、連休前の猛烈な詰め込み仕事を木、金とこなしてクタクタ状態で5月2日から連休突入となりました。…

ワッシュさんの企画に参加します。おっぱい映画ベスト10

お題があるとなんだか考える。ぷかぷかと思い浮かぶ。ワッシュさんの企画に乗っかって、おっぱいが印象的に思い出された映画をつらつらと。 1『さよなら渓谷』 真木よう子のおっぱいです。バストトップは映りませんが、横からのショットで見える横ちちのす…

グザヴィエ・ドラン『Mommy/マミー』を観た

昨年、『トム・アット・ザ・ファーム』を観に行った際に『Mommy』のポスターも展示してあって「早く観たい観たい!」と思って待ち望んだ4月25日、上映初日に映画館へ行きました。 テーマは「愛」と「希望」。主人公たちもそれを口にする。しかし「愛」や「希…

怪物の助産師『セッション』

今年度アカデミー賞に複数ノミネート(助演男優は受賞)したということで話題だった『セッション』観てきました。今作も予告での引きがつよかった。音楽映画、強烈な“しごき”映画、そして、「ラスト9分19秒の衝撃」と宣伝でもうたっていて、こういう惹き文句…

『アメリカン・スナイパー』

緊迫したシークエンスを音楽なしで見せつける予告がガツンときた。公開されてすぐ足を運びました。 俳優として、監督しても長いキャリアを重ねてきたイーストウッドの映画をそんなに観ているわけでもない自分には、彼の作家性うんぬんと尤もらしく批評めいた…

自分じゃない人の幸福

自分以外の他人の感覚はとりわけ幼いころや若い頃はよくわかってなくて。人が死んだら悲しい、ということはTVでも言ってるし、親や大人が言ってるので、そうなんだろうな、と思ってはいるけど、身近な人の死を経験しなかったので、よくわからなかった。同…

『フォックスキャッチャー』

去年のうちから楽しみにしていた作品。公開された初週にさっそく劇場に足を運びました。 あらすじ:大富豪のデュポンさん(スティーブ・カレル)が金メダルとれそうなレスリング選手マーク・シュルツ(チャニング・テイタム)をスカウトしてチーム・フォック…

『君が生きた証』

“なかったことにしたいこと”は、たくさんある。先日ラジオのpodcastを聴いていたらジェーン・スーさんが「たまにむかしやった失敗を思い出して夜中にうわわぁぁって大声が出ることある」と言ってた。自分はそこまで大声出すことはないけれど、やはり失敗フラ…