年末および年越しといえば、音楽番組、そして年末年始番組の傾向

年末年始に見たTVシリーズも今回が最後となります。年末は例年、音楽番組が多いですね。でも、段々と放送時間が長くなっているような気がします。一般的にも、広告収入の減少に伴って、ひとつの番組を長くやって、制作費を抑えるっていうのが多いみたいですけど、テレビ欄がやたらぶち抜きになっているのが、なんか貧乏臭いよ。こどもの頃は「2時間特別番組」っていうと本当に特別感があったけど、今はちょっとやりすぎじゃないかねー。昭和の頃は、基本30分〜1時間で刻んだテレビ欄だったような。
で、年末の音楽番組ですよ。音楽番組もやたらと長いですね3〜4時間当たり前。見た覚えがあるのは、たしか、FNS歌謡祭(フジ系列)はザッピングの過程で、平井堅が「POP STAR」を歌う姿をみた。あと少女時代とAKBもチラ見した。あとは、日本テレビ系列で嵐の櫻井さんが司会のをやってんなー、日テレってやたら櫻井さんなのなー(事務所となにか専属的契約してはるのかな)とか、読売テレビ系列って、また宮根さんかー、とかのうろおぼえ。本当にTVで音楽を見て楽しむことが減ったです。レコ大ミュージックステーションも見ていない。最近は音楽聴くなら、もっぱらラジオ(FM802)か、ライブかiPodでして。
そんな自分が12月に入ってからTVで見て印象的だった音楽をあげると。NHKの「SONGS」の、くるり。京都を歩いたり、曲を演奏したりしてました。昨年でたアルバム『言葉にならない、笑顔をみせてくれよ』が肩の力も抜けてて、でもすごくベーシックなロックンロールで好きなんですよ。「石、転がっといたらええやん」てタイトルだけで飯3杯いける(いや、無理ですね、はい)。
フジ系列の『僕らの音楽』のエレファントカシマシ×ドラゴンアッシュ。単純にそのつながりは想像だにできなかったよ!という意外性で。あと、エレカシは音楽を創作し演奏し続ている彼らのあり方はかっこいい。
日テレ系列の金曜ロードショー枠でやった『This Is It』。残業で途中からしか見られなかったけれど、マイケルがちゃんと歌っている!そして踊っている!ということにすごく驚いた。そして、エモーショナルな彼の歌やダンスにちょっと目を見張った。
NHKperfumeのドームライブの裏側密着。これも少ししか見られなかったけれど、彼女たちのパフォーマンスってすごいなーと思った。perfumeのダンスのマネしたら、きっと間違いなく痛い目にあうと思う。昔読んだマンガで、自宅の風呂で歌っている感じが相当イケてると思っていた主人公が、いよいよ友達とカラオケに行ったとき、普段の練習の成果を見せようと得意のドリカムを入れたら、思うように歌えない自分に焦ってどつぼにはまる、って場面があったけど、perfumeのダンスも家で練習して、お、なかなかイケるやん、と思って人前で披露したら、相当見づらいことになると思う。人に見せて客観的に美しいと見える動きって、相当トレーニングされた結果生み出されているのですよね。そういう意味ではアイドルたちってみんなすごい!K−POP勢も、ジャニ系列もAAAもね。
アイドルといえば、どの層に人気があるのかイマイチ自分には分かっていないのだけど(周囲にもファンいないのです)、EXILEさんがたくさん出ていたようですね。でも、自分があわせているチャンネルにはたまたま出ていなかったけど。彼らがまだ今ほどブレイクする前(ボーカルが先代の方のとき)、『情熱大陸』で彼らを取り上げてたことがあったんですよ。ZOOでのバブリーな失敗を経たリーダーの人(名前分からない、上戸彩さんの彼?)が会社としてEXILEを運営してて、メンバーは社員で、みんなで成果だしていく方式を取っているとか、歌・ダンスだけではいかん、将来も考えなければ、と演技の練習をしているMAKIDAIの姿を見たりしたのです。それが、なんか痛々しくて。サラリーマンのように芸能の世界に就職した人々のように見えてしまって。でも、努力のかいあって人気出てよかったね、と思う。ただ、別にEXILEである必然性はなく、ただ、“今現在の旬な人気者”がTV画面に映る空間にいさえすればいい、っていう番組でのキャスティングのされ方を見るとちょっと憂い顔になってしまう・・・。人気者にあやかろうとする周りのちやほやとかの生暖かい雰囲気、それをぼんやり番組にしているのって、ものすごくうつろいやすいもののパッケージみたいな感じがする。なんというか、“消費されている感じ”がすごくしてしまう。バラエティ的なことも、コント的なことも、エピソードトークも、ドッキリ企画もやれるよ!ってファンの方々には訴求力があるだろうけど・・・。ファンの裾野が広いといいけど、それは広く浅いのかもしれない。そんな層の興味が移ろってしまったら・・・?昔から繰り返されてるような気がする、こんな番組作りと猛烈な消費。でもEXILEさんはちびっこ向けダンス教室とか色々多彩に展開されてるから、きっと大丈夫でしょう。うん。音楽やダンスも堅実にやっていけば、うん。
あとは、なんだかんだいって、紅白歌合戦もちょっとみた。えーっと、印象に残ったのは・・・さかなクンのぞんざいな扱い。ちゃんと扱ってほしかった。あとは・・・うん、なんだっけ。小林幸子は歌の内容と衣装のギャップがすごかった。鳥に変身て意味わからんすぎる、今年の年末ももっと極端な方向に突き詰めて欲しい。桑田さん、よかった。福山さんの断髪をする香川照之。『トイレの神様』は前にブログにかいたとおりの印象。ほかは、あんまり覚えてない、けど、紅白いいよ。今年の年末もみようっと。年末くらいしかこんな風な番組は見ないし、事務所の力関係とか、審査員とのスリリングなトークとか、いろいろあってカオス!で面白いじゃん。なにより生放送っていうのがいい、ライブはなにか起こるかも、っていう緊張感が事故の予感と背中合わせな感じでね。CDJみたいなフェスも行ってみたいけど、大晦日ならぬくぬくと暖房にあたって音楽やら応援合戦とかもろもろごった煮の番組がいいやね。ガキ使は録画して(笑)!
あと、「歌詞を見ずに全部歌えたら百万円」てカラオケ企画がなくってよかった。人が気持ちよさそうにカラオケ歌ってるの、別に見たくないよ。ザッピングで目に入るとうわわ、って思ってすぐチャンネル変えます。カラオケを公共の電波使って流すのは関西のローカルTVの雄、サンTVだけで十分だってば。
備忘録追記
※そういや青山テルマさんみたいな着うた的ソングのメジャー感て無くなってきましたね。西野カナくらい?
※「羞恥心」てユニット。人気あったことがあったね。遠い昔?近い昔?移ろうの早いね。