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カナザワ映画祭に行ってきました(その1)9/17土曜日(初日編)

映画 日常

カナザワ映画祭のオープニングは前日の金曜日だったのですが、自分は土曜日から参加しました。本日帰宅し、全日程無事終了!というわけでカナザワ映画祭参加の旅日記を書きますよ。
1、出発
朝早く起きました。大阪までさくっと出て、サンダーバードに乗車です。

2、到着〜昼ごはん
一路金沢。車窓からは琵琶湖なんかも見えたりします。早いし車両もきれいで快適。3時間弱で到着し、金沢の地に降り立ちますと、若干お天気が悪いかな*1。実は日常のちょっとしたアンラッキーが2,3あったりして、金沢についたときはちょっとダウナーな気分だったので、気分を上げるべく、海鮮丼的なちょっと豪華なものを食べようと大荷物を抱えてふらふらと近江町市場へ歩きます。事前に調べたとき名前をみかけた井之弥さんに行ってちらし近江町(1,250円)を食しました。美味い。

3、『サランドラ』
美味いものを食べてちょっと元気も出てきたところで大荷物を抱えて金沢21世紀美術館へ歩いていきます。美術館の地下に降り、事前に申し込んでいた映画やトークのチケットは受付のWEBチケット引き換えのところで名前を行って無事引き取りも終了。さて、どんなふうに並ぶのかな、と思っていたら、上映ちょい前に係りの方が「次の上映を観られる方はこちらに並んでください」というとたむろしていた人々がわらわらと壁際に並び出す、というシステムでした。なるほど(ただし、上映回があとになるほど人が増えてくるので、段々と係の方の声かけの前に自主的に早めに列ができるようになってました)。さて、『サランドラ』で爆音上映初体験です。会場に入ると積み上げられたスピーカーがかっこいいのだな、おぉ、気分が盛り上がるぞ。さて、結果としてこれが最初の爆音上映体験でラッキーだったと思います。ドライブする父さんが道を間違った母さんや諸々にイライラしたあげく、上空を飛ぶ軍用機のすごい音に驚いて、ハンドルを取られて事故ってしまうのですが、この飛行の音の迫力よ!これはハンドル取られるわ!あと、女性のきゃあきゃあ声のキンキンしたヤな感じといい、すばらしい。映画内のいい顔の役者たちも堪能しました。リメイクの『ヒルズ・ハブ・アイズ』(監督:アレクサンドル・アジャ)も観たいなぁ、と思いましたね。『サランドラ』のおかげでダウナー気分だったのが、元気になってきました。

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4、『アンディ・ウォーホールのBAD』
やっとチェックインできる時間帯になったので、いったん離脱して荷物を置きにいって次は『アンディ・ウォーホールのBAD』です。結構な人気で客席はいっぱいでしたね。前に町山さんのイベントをユーストで見たときにこの映画について触れていたので是非とも観ようと思ってました。ウォーホールが実際に作ってるわけではなくて、彼のプロダクションで作られたものみたいですね。まったくの予備知識なしで観たので、冒頭のくだりにあっけに取られてました。とあるバー(?)みたいなとこにブロンドの美女がお尻ふりふり入っていって、トイレをめっちゃくちゃにして便器も詰まらせて、出る際には店の中も無茶苦茶にして…、一体なんだこれ?と掴みはOKな感じ。映画が進むと段々とわかってくる。エステ店みたいなのをやってる女主人がじつは暗殺の差配する元締めで彼女の手下の美女がいろいろ仕事をこなす様を描いているわけです。美人姉妹とかブロンド美女などがいろんなパターンのお仕事を見せてくれます。各要素、パーツはおもしろいし、70年代のファッションやそこはかとないオシャレ感、不合理・不条理要素など結構おもしろかったけど映画トータルとしてどう?と言われると、要素がバラバラでまとまってないので・・・*2。でも色々のショックシーンとラストのあっけなさ、あとエステ店女主人の息子のヨメ*3が常に変な表情で困り顔泣きそう顔なのがよかったです。裏主人公はあのヨメだな、まちがいなく。画質もきれいでしたし、日本で未ソフト化のようなので観られてよかったな。

5、『へんげ』『先生を流産させる会』
さてまた一旦離脱して、腹ごしらえで金沢名物らしいあんかけうどんを食べに行きます。事前に調べてた会場に近いところへ。あんかけなので熱さが保たれてるな。
 ※食べる前に写真撮るの忘れたので、食べかけです。
自主映画二本ということで、これがワールドプレミア!しかも爆音上映!さてどんな作品かな…期待が高まるので早めに会場へ。早めに列が出来始め、会場は満員を越えて満員で、スピーカーのまん前ギリギリまで追加のイスが並べられましたよ。まず『へんげ』ですが、これがよかった!冒頭から爆音の効果が最大限に発揮されて、かつお話もすごい展開を見せます。役者の演技もよい。後半はとくにその爆音でイスがビリビリと震えてましたね。圧倒的。ぜひ事前情報なしに見て欲しい作品なので、ある夫婦の愛の物語なんですが…としか書けない。だけど、一般公開はきまってない*4状態。これからクチコミなどで評判を高めるしかないようです。がんばれ!ほんとに応援したい作品です。ちょこっとだけ内容を書くと、原因不明の発作に悩まされる夫を支える妻だったが、発作はその強さを増し、だんだん頻繁になり、とうとうこの世ならぬ症状があらわれる…。途中たいそう怖くて「この映画終わってひとりで人通りのない道を宿へ帰るのイヤだな」という感じになったのですが、その後の怒涛の展開に口がひらきっぱなしで、スリラーだかサスペンスだかホラー的な恐怖は忘れた。まさかあぁなるとは…。この夫の症状にしても、いろいろのことについてもその原因と結果について、とくに説明もないのですが、もうそれでいいんだ、と思わせるタイプの映画。こうなるんだったらこうなるんだよ!いやぁすごかった。『先生を流産させる会』も意欲的な作品でした。実際の事件を基にしているんですが、現実の事件は男子中学生だったのを女子に変えたとたんイヤな感じ増し増しなんですよね。女子中学生の顔もよかったですよ。男のいない映画って、濃密で、息苦しくなりますね。そのイヤな感じを安易に予想できるような解決の流れには持っていかずにいたのもよかったと思います。両作品とも終わった後、自然と拍手が怒りましたよ。ティーチ・インでも両監督の意欲を感じられました。とにかく映画が上映され、多くの人々が観られるようになることが望まれます。


6、1日目終了
さて、大満足の一日目終了ののち、ツイッターでフォローさせていただいている方とたまさか邂逅を果たすことができ、軽くお好み焼きを食べつつ『へんげ』の感想やらなにやらお話できました。突然の流れながらナイスガイな方々と邂逅を果たせてうれしかったです、「今日一日誰とも会話せず終わる感じだな」と思ってたところでしたので、余計にね。『へんげ』には自分もいたく感銘をうけたけど、同席した方が「やーもう最後号泣につぐ号泣でしたよー!」と言っておられましたです。そんだけ心動かす作品だったのな。
映画的には初日が一番満足だったかもしかもしれない、というわけで《次の日につづく》

*1:結局パラパラ降ったり曇ったりの一日でした

*2:ちょっと眠くなってしまった

*3:ダンナはどっか行っちゃって帰ってこない。乳飲み子かかえて義理の母のもとにいるわけです

*4:東京のみレイトで決まったようですが