神戸日記・2012南京町・春節祭

神戸には中華街があります。横浜の中華街に比べても小さいけれど、昔から地元に中華街があるのはちょっと自慢できるポイントでした。自分は華僑でもなんでもないけれど、他国の文化の拠点がある、というのがなんとなく誇らしい。ほかにもインド人や韓国人も多くいるし、珍しい回教寺院も神戸にあるのもちょっと誇らしかったりするのですが、それはまた別の機会、ということで、今日は中国で旧正月を祝う春節祭のイベントが南京町であったので出かけて写真を撮ったのを日記らしくアップしようかと思います。
子どもの頃の南京町はというと、人通りもそんなに多くなく、中国風の食堂やレストラン、雑貨を売るショップがあるくらいのイメージ。それが地震のちょっと前くらいから店先に出店を出して、手軽に買いやすくなり、観光客の人も増えたような気がします。春節祭ではそれらの屋台がさらに活気を帯びて食べ物を売り、おみくじや花文字(一文字2000円だったかな)の出店もあり、南京街広場でイベントがあるので、人がごったがえします。

入口

入口のところにある自販機 パンダですよ!
食べ物は、豚まん、小龍包、焼き小龍包、水餃子、焼き餃子、ちまき、春巻き、ラーメン(各種・フカヒレラーメンが目立ったような)、エビ団子の揚げたの、から揚げ、豚足、北京ダックのクレープ包み、あげパン、ゴマ団子あたりが定番かな。寒いのであたたかいラーメンや水餃子を買って立ち食いします。お店で売り子をしているのは中国の方が多いな*1。いろいろ食べつつ、お店を冷やかしながらぶらぶらと行き来して、広場でやってるだしものを観てみます。太極拳は刀を持ったり剣を持ってやる演武や、基本のものなどいろんな流派のを地元の有志の団体がやってみせてくれます。これがなかなかおもしろいしかっこいい。ゆっくりなのに武闘派っぽいはげしいのもあれば、優美なのもあり。ともかく足腰は鍛えられそう。続いて地元の高校でクラブ活動としてやっている獅子舞と龍舞の演技。中国獅子舞は初めて観て、アクロバティックな動きにおーっと思わず声が出ますよ。

3人一組で一体の獅子となり、3人で体を支えて立ち上がったり…これは体育会系じゃな。
 これから
↓立ち上がって
 こんなかんじ
3人で支えあって高さを出したりします。すごい体育会!中身は女子高校生ですよ。獅子のおしりをフリフリしてるのがかわいらしかった
龍舞は、こんがらかって、もつれやしないか、という複雑な動きをダイナミックにこなします。龍の重みを支えつつ激しく移動し、たまに肩車で人を上に載せながら高い動いをみせたり、とこれまたアクロバティック。見ながら(こんな体育会系・かつチームプレイなのは自分にはムリだろうな)と感心しきりです。はい。この高校はシンガポールのなんとか先生(名前失念)に教わったカタでやっているようです。いろんな流派とかあるらしいけどね。ほかにも南京町有志の方々で組織した龍舞もあったようなのですが、時間帯があわず観られなかったです、今回は。

龍です。今年は辰年だし、みててますます縁起がよさげな気分になる
空くじなしのおみくじを200円払って引いてみる。台湾旅行ゲットなるか…!けど残念賞…iPhoneにつけてみた。
 
寒さは厳しかったけど、楽しかったですよ。今年がいい年になるとよいな。

*1:留学生なども多いのかも。来日して何世代もたった華僑の方だと日本語はネイティブと変わらないけど、店員の人たちはかなり片言だったりおつりも間違いそうになったり。店員同士中国語で会話したりしてたたりもする。中国っぽさをここでもちょっと味わえるかんじ