my bloody valentine live@なんばHatch(2013/2/6)


いってきました。
客層はオトナな感じでしたね。でもそのオトナがあの空間にみっちり詰まっていたのでちょっと驚いた。そういや駅から会場までに久々にダフ屋みかけたわ。
19時開演予定が、27分くらい遅れではじまった。無言で現れ、メンバー紹介やMCは一切なしにひたすら音楽。演奏。
曲をやりはじめたと思ったらタイミングが合わず、やめて、また頭から、、という素人バンドにありがちなことも1/3くらいの曲でやってたけど、いざ始まるとすごいのな。きっとケヴィンが『LOVELESS』をスタジオで求める音を追求してせっせと創ってたときには、これライブで再現するのムリだよ、というようなものだったのが、機材やテクノロジーの進化で、できるようになっちゃってるのだろうな。そんな現場に立ち会うことのできたしあわせ。
ひたすら、「どうやったらこんな音でるの?」と幻惑され、その音圧やノイズやフィードバックノイズギターの音にやられる。
そう、同じこと二回書くけど、「どうやったらこんな音でるの?」ってずっと思ってた。本当にそう思った*1
数えきれないほど聴いてきた『soon』のイントロだけで「うわあぁ」と声が出る。そしてラストの『you made me realise』。これはたまらぬな。あんな轟音でも細いヴォーカルがふわふわとたゆたうように流れているのがたしかに聴こえる。そして中盤のノイズノイズノイズ。でもノイズのなかでたしかにあのメロディがきこえる。メロディアスな旋律がきこえて、自然に歌がまたはじまる。
LOVELESS』のジャケ写のような映像が流れて映像と轟音ノイズギターサウンドが融け合う。あのノイズは物理的に自分の体を揺らした、それほどの音楽を浴びた。死ぬまでにみたかったものを体感できた。まさにライブならではの体験に感動したよ。

ちなみに入場時にもらった耳栓は使いませんでした(一番後ろにいたしね。フロアの前の方とかスピーカー前なら危険だと思う)。

*1:エフェクターなんでしょうけど