2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アカデミー賞おめでとう『英国王のスピーチ』と『ソーシャル・ネットワーク』の共通点

今日はtwitterのタイムラインはアカデミー賞実況ツイートで流れていた。仕事の昼休みに「あぁ、リアルタイム視聴してる方々の熱が伝わるな」と思いつつ眺めていたら、サマーソニックのメンツの発表でプライマル・スクリームのスクリーマデリカ再現のライブが…

鬼畜の狂宴『悪魔を見た』

楽しみにしていた『悪魔を見た』を今朝観に行ってきました(@神戸国際松竹)。韓国映画っていうと血、暴力、復讐、家族、縁などの要素がないまぜになった作品をどこか期待している自分がいるようで、予告を観たときにこれらの要素が入っているのをその断片…

ソン・ガンホ成分たっぷり!『義兄弟』

今日は、牡蠣を食べすぎるほど食べたり、掃除したり、映画を2本観たりして、牡蠣充+映画充な一日でした。映画1本目は長らく待ったソン・ガンホ主演の『義兄弟』(@ミント神戸)です。というわけでまずその感想を書いてみます。この映画は日本では東京など…

HR/HMファンにまじって『極悪レミー』を観た(アンヴィルもちょっと思い出した)

昨日は神戸アートヴィレッジセンターに映画を観に行ってきました。KAVCにはたまに行くんですが、昨日の客層はいつも見かける層と違った。革ジャン的な、長髪的な、全体に黒っぽかったりするルックス。これはまさしくHR/HMの魂を持った人々…!正直お客の入り…

世界の見え方は人の存在する数だけある(当たり前)

たまに野球場へ野球を見にいくことがあります。硬球がバットにあたって客席に飛んできたら、それはそれは(単なるファウルチップであっても)怖いんですよ。そんなボールから自分を守ってくれるのが球場のネットです。ありがたやネット、人間の知恵すばらし…

氷はいつ割れるのか『フローズン・リバー』

神戸映画サークル上映会で『フローズン・リバー』をやるというので、観にいってきました。サークル会員でなくとも飛び込みで観られるのです。神戸映画サークルさん、ありがとうございます。さて、これはサンダンス映画祭の大賞も獲得し、アカデミー賞の主演…

ミヒャエル・ハネケ監督作品『白いリボン』

『ウッドストックへようこそ!』を観た同じ日に観た『白いリボン』について書いてみます。ハネケの作品は初めてちゃんと観ました。ハネケ作品についての評判をよく見かけるので、観てみたいと思いつつもたまたまタイミングが合わずにいました。シネリーブル…

あたかもエイリアンの誕生のごとく生える羽のリアリティ『Ricky』(フランソワ・オゾン監督)

昨夜はほとんど書いていた『Ricky』の感想が消えたのでした…そのショックに打ち震えたものの、懲りずに書いてみます。せっかくいろいろ考えたんだものな。 元町映画館に観にいったのは、神戸での上映初日でした。整理番号は11番で、全部でも2〜30人くらいの…

1969年のアメリカへGO!『ウッドストックがやってくる!』

2月11日は祝日で金曜。シネリーブルは11と22日は会員カードはWポイント。金曜は会員1000円デー。ということでリーブルに2本観に行ってきました。まずは朝イチで観た『ウッドストックがやってくる!』について書いてみます。 ウッドストックといえば1969年に…

大野更紗さん『困ってるひと』と武田百合子『富士日記』

今日は神戸も自分の記憶史上最高の積雪でした。瀬戸内に面した穏やかな天候のこの土地では雪は降っても昼間には降り止んですぐに溶けてしまうのに、今日はいつもと様子が違う。仕事が終わって帰る頃もまだ降り続き、足元は相当悪かった。さくさくした雪の箇…

午前十時の映画祭『キャリー』-夢のように美しい青春のイメージ

昨日、午前十時の映画祭の『キャリー』を観にいきました。昔、原作を読んだし子どもの頃にTVでも観たような気がしますが、スクリーンで観るのは初めて。映画の中で起こることはわかってる、けれどこんなにワクワクするのはなぜかなー、と思いつつ着席しま…

王様の善悪を指摘できるのかを巡る日記

最近は、映画を週末に複数観ているため、その感想をぽつぽつと書くことで埋まっており、まだ書いていない感想もあるのですが、今日はなんとなしに由無しごとを書いてみます。 前に日記にも書いたとおり、通勤時間にpodcastをよく聴いているのですが、なんと…

『ホーリー・マウンテン』を観た

アレハンドロ・ホドロフスキーの代表的2作品のHDリマスター上映が先月神戸にやってきたので観にいったのでした。『エル・トポ』の感想は以前に書きましたが、今日は『ホーリー・マウンテン』について、(観てからしばらく経ったけど)ちょっと感想を書いてみ…

『ザ・タウン』を観たよ。

日曜に『ザ・タウン』を観ました。ボストンの北東部に位置するというチャールズタウンを舞台としている映画です。チャールズタウン:通称“タウン”は銀行強盗や現金輸送車強奪の多発地帯。そんな危険な地域の強盗団について描かれるこの映画ではベン・アフレ…

2011年1月に観た映画をふりかえる

いろいろ日々の雑事で記憶は塗り替えられ薄れ、忘れていってしまいます。そこで1ヶ月ごとに観た映画をメモしてみることにしました。 1、映画館で観たもの 映画タイトル 映画館 ひとことメモ 値段 ばかもの シネリーブル梅田 内田有紀スタイルよすぎ。成宮君…

午前十時の映画祭『エイリアン』

いよいよ始まった第2回午前十時の映画祭。西宮TOHOシネマズでの第1週は『エイリアン』です。というわけで観にいってきました。 以前は、フジTVの洋画劇場で何回も放送していたような気がするのですが、めっきり放送されなくなっちゃいましたね。やっぱ…

『グリーン・ホーネット』鑑賞を巡る日記

ミント神戸の3D(XpanD)字幕で観ました。チケットを買う時点で、後ろの男二人が、ひとりで来てる風のおじさんの後姿になんかかんか言ってて、しかも、「オレー、普段女としか映画来ないから」などの発言をしていた。それも正しい映画の使用法で間違いない…

『冷たい熱帯魚』先行上映&園監督ティーチインに行ってきた@シネリーブル梅田

まったく、昨夜は興奮していつまででも起きてしまいそうなくらい気持ちが昂ぶってしまってました。それは園子温監督の『冷たい熱帯魚』を観たため。卑小で、尊大で、笑えて、いびつで、怖くて、悲しくて、滑稽…って様々の矛盾や熱を抱えた人間という存在が描…

『モンガに散る』

1月29日の土曜日に『モンガに散る』(@シネフェニックス)を観にいってきました。東京で12月18日に公開が始まりやっと神戸へやってきたのでこの機会をのがしてはならん、とでかけました。台湾で2010年の最高動員を記録したというこの映画は、いじめられっこ…