2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『マイ・バック・ページ』

学生運動(安保闘争)は1969年の東大安田講堂の陥落から後、衰退していき、全体の盛り上がりのパワーを失い、一部過激なセクトが潜行し、連合赤軍事件なんかにつながる、というのが歴史の位置づけのようです(うろおぼえ)。ルネサンスも宗教改革も第二次大…

14bladesひっさげて『処刑剣』

アジアン映画をあれこれ観て、その面白さに今さらながら気付き、順次観ていってるのですが、リアルタイムでドニー・イェン主演作が公開されるからには、劇場で観なければ、いうことで出かけましたよ。 先日『セブンソード』を観たんで、そういう神剣的な要素…

2011年4月に観た映画をふりかえる

この4月は寒かったな。桜の咲くのが遅いな、と思ったような気がする。4月ってもう結構昔のことのようだ。もう5月も終わりそうだけど、ぼんやり思い出してみる。 1、映画館で観たもの 映画タイトル 映画館 ひとことメモ 値段 道 TOHOシネマズ西宮 午前10時の…

野生の血が騒ぐのさ『ファンタスティックMr.FOX』

連日、日記を更新しております。というのも『カティンの森』からの『ショーン・オブ・ザ・デッド』で元気回復したので、同日3本目の映画ハシゴにのぞんだのと同じ流れで3本分連続で書いてみようと思ったもので。3本目はキツネの父さんの活躍を観に行きま…

甦れ人生『ショーン・オブ・ザ・デッド』

昨日感想を書いた『カティンの森』を朝から観て打ちのめされたわけなのですが、同じ日に1日限りでテアトル梅田でフィルム上映されることになっていた『ショーン・オブ・ザ・デッド』をどうしても観たくて、暗澹たる気持ちをちょっと引き摺りつつそのまま梅田…

『カティンの森』

神戸映画サークルさんが月イチでやっておられる上映会(会員以外でも観られる)。今月は見逃していた『カティンの森』だったので観に出かけました。カティンの森事件についても、当時のポーランドの状況についても知識はほとんど無いような状態で行きました…

『少女たちの羅針盤』

前回に続く、シネリーブルで1000円で観られる機会だから行ってみた映画第二弾は『少女たちの羅針盤』です。今調べたら、公開2週目で驚くほど回数が減ってるなぁ・・・、派手な宣伝もしていないしね。ミステリーだから謎解きの面白さで興味を持続させてくれるか…

アマンダ・セイフライド主演『ジュリエットからの手紙』

シネリーブルデー会員デーなどで1000円で観られる機会に、せっかくだから何か観に行こうと思って観に行った映画について書いてみるシリーズ第一弾です(第二弾で終了予定)。アマンダ・セイフライドさん主演のラブストーリー、『ジュリエットからの手紙』。…

伊藤計劃『ハーモニー』

P・K・ディック賞の特別賞を受賞したこの小説は、おもしろいに決まってる。『虐殺器官』もおもしろかったしな、とハードルが相当上がった状態で読み始めました。 『虐殺器官』のラストでトリガーが引かれ起こった、虐殺、混乱、核戦争、核物質散乱後の病に満…

韓国要素ぐつぐつごった煮『生き残るための3つの取引』

韓国映画です。暴力や警察や不正とかが絡むらしいよ…となれば観たくなりますよ。というわけで『生き残るための3つの取引』を観に行ってきました。なんだかオシャレ感をまとったノワール的なタイトルですが、原題は『不当取引』とシンプル。内容はといえば、…

『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』

大阪でもやっと上映が開始されましたので、観に行ってきました。昨年に町山さんが紹介されていたけど、まぁよくあるパターンで、日本公開の予定は無いそうです!っていうので、一部映画ファンの間で盛り上がりを見せて公開運動的な…という流れ。こういうのは…

命がけの跳躍『ブラック・スワン』

ナタリー・ポートマン主演のバレエの映画です。プリマを目指しているニナという女の子。SWAN QWEENに抜擢され、いよいよ夢が叶うことになるのだけれど、彼女の踊る白鳥はパーフェクトだが、黒鳥はどこか物足りない。どうにかして役を我がものにするために煩…

『アンノウン』

公開2日目に観に行きましたよ。ネタバレ全開で感想書きます。 不慮の交通事故で記憶障害となったリーアム・ニーソン演じるマーティン・ハリスさん。いや、全面的記憶喪失になったわけではなく、自分のことや妻のことは覚えている…けれど、それはニセの記憶…

『ランナウェイズ』

関東、大阪に遅れること数ヶ月。レイトのみながら神戸でやっと上映開始になったので『ランナウェイズ』を観にいってきました。音楽映画は楽しいなぁ。ましてその主役が可愛い女の子たちなら。 ダコタ・ファニングがランナウェイズのvoシェリーを演じるのです…

『キラー・インサイド・ミー』『おれの中の殺し屋』

すこし前に観たけれど、映画を観ただけではなんだかよくわからないので、ジム・トンプスンの原作を買って読んでみたのが、『キラー・インサイド・ミー』(本は『おれの中の殺し屋』扶桑社文庫)です。 なにがよくわからないのかというと、映画では主人公のル…

恋人が夫婦になったら…『ブルーバレンタイン』

連休最後の今日、梅田のブルク7へ『ブルーバレンタイン』を観に行ってきました。内容は事前に町山さんの激推し紹介などで見聞きしていたのでなんとなくの予想をしていましたが、観た感想としては、まぁ、概ねのラインで、予想してた感じだな、と思いました…

『八日目の蝉』

映画の日に観た二本目は『八日目の蝉』でした。原作もTVドラマも未読・未見でした。ストーリーは、こんな感じなのですが。印象的だったポイントごとに書いてみます。 ・出てくる男は4人いるけど、うち2人はサイテーである。 おもに出てくる男性は4人い…

アシュトンの可愛さはナタリーを超える『抱きたいカンケイ』

ナタリー・ポートマンとアシュトン・カッチャー主演のラブコメ映画です。ラブコメ、って自分には縁遠い、というかあんまり観てないことに気付いたのですが、『ブラック・スワン』や『マイティ・ソー』の公開も控えていることだしな(『Your Highness』は公開…

『まほろ駅前多田便利軒』

5月1日は映画の日で日曜日。というわけで映画館は激混みでした。色々観たい映画はありましたが、移動のロスなども考えて同じ劇場でやっていた『まほろ駅前多田便利軒』と『八日目の蝉』を選択しました。今日は『まほろ(以下略)』について書いてみます。 昨…