2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

最近観た映画『エージェント・マロリー』『俺たちサボテン・アミーゴ』

『エージェント・マロリー』(2012/アメリカ)監督:スティーブン・ソダーバーグ 出演:ジーナ・カラーノ、ユアン・マクレガー、マイケル・ファスベンダー、マイケル・ダグラス、チャニング・テイタム、アントニオ・バンデラス、ビル・パクストン、マチュー・…

香港ノワール祭り『やがて哀しき復讐者』『強奪のトライアングル』『コンシェンス/裏切りの炎』

観てきました。 『やがて哀しき復讐者』(2011/香港=中国)監督:ロー・ウィンチョン 出演:アンソニー・ウォン、リッチー・レン、キャンディ・ロー アンソニー・ウォン×リッチー・レンの作品。邦題の『やがて〜』よりも、英題の『punished』のほうが、より…

スパークせよ!命。アレックス・デ・ラ・イグレシア監督作『As Luck Would Have It』

すこしでも今作を観ようと思うならば、なんの予備知識も無しに観ていただきたいです。自分はそうやって観て、圧倒された。驚いて、笑って、揺さぶられて、陳腐だけど、感動したのです。2時間に満たぬ時間でこんな体験ができるから、映画を観続けることをやめ…

『かぞくのくに』

もうこの機会がラストかな、というギリギリのタイミングでしたが、観られてよかった。 16歳で北朝鮮へ“帰国”した兄が、病気治療のために日本にいる家族のもとに、25年ぶりにかえってきた。そのわずか数日のはなし。『パッチギ』のラストでも、差別だらけの日…

ゾンビ=黄色い小さな花『籠の中の乙女』

いろんな文明の恩恵は受けといて、自分のコトは棚に上げといて、我がコドモは文明の"害悪"から守りたいとかって何様。 この映画の両親は極端にみえるけど、こういう傾向のある親っていうのははたしかに昔からきっと存在しているだろうね。ただ、今は“社会全…

2012年9月に観た映画をふりかえる

2012年度も半分すんだ。今年度乗り切れるかな、だいじょうぶかな、と日々思いながら過ごしてきてやっと年度半分まできた。長かった。去年までは年々、時間が過ぎるのが早くなるなぁと思ってたけど今年は長い。この長さの感覚は…小・中学校くらいのとき体内時…

『ライク・サムワン・イン・ラブ』

この映画のカメラは人物密着をするドキュメンタリーの固定カメラのようだ。たまに「このご家庭にカメラを設置させていただきました」とTV番組でやる、あれのように。今作のカメラはある女子大生の生態をドキュメントの題材に選んだかのように、彼女のそば…

『アウトレイジ ビヨンド』

前作も好きだったので、今作も公開二日目に観に行ってきました。連休中とはいえ満席でびっくりした。監督が宣伝にがんばってたみたいで、その成果もあったのかな。 前作は殺し方オンパレードなところがあって、そのヴァリエーションもよかったです(『ドリー…

自由のために歩き抜け『ウェイバック-脱出6500km-』

ピーター・ウィアー監督作で、ジム・スタージェス、エド・ハリス、シアーシャ・ローナン、コリン・ファレルなど豪華キャストということで気になっていて観に行ってきました。公式サイトを見ても上映館は少ないし、あまり話題にもなってなかったのですが、直…

『そして友よ、静かに死ね』

渋い。軽薄さはなく、顔をみただけで、この男は命をかけるような修羅場に身をさらしてきた男だとわかる。そうしてこの男は、オールドファッションな考えを強固に信じている。友情を重んじねばならぬ。家族は何があっても守る。しかし、男の友情のほうが、と…

白雪映画の本命『白雪姫と鏡の女王』

暗い画面でクリステンが本編の90%くらい眉間に皺を寄せていた『スノーホワイト』より断然こっち! のひとことでおしまいにしていいほど観ていて幸せになったおとぎ話の映画化。違う世界に浸らせてくれるという映画の醍醐味を味わえましたよ。まずキャストの…