2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』

花嫁付添い人になった女性のコメディと聞いていました。たしかにギャグや下ネタも多くて声出して笑うところもある、ケド、笑いを上回る痛々しさに、あいたたた…と思うところも多くて、この感じ覚えがあるぞ(しかも結構最近)、と思い…そう、この目も当てら…

鍵掛け屋、仕立屋、兵隊、スパイ『裏切りのサーカス』

書店でみかけた原作小説『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』の分厚さに、これをどうやって2時間ほどの映画にするのだろう、と思っていましたが、原作のエッセンスをうまく映画にしているんだろうなぁ(原作未読)と感じました。なにより70年代イ…

緊迫の2時間『別離』

イランでもきっと中〜上流手前くらいの夫婦なんでしょう。夫婦ともに仕事を持ち、何部屋かあるマンションに住み、娘にもしっかりとした教育をほどこしている。社会的地位もあり、収入もそれなりに得ている二人は、それなりの主義主張もあり、よりよく生きる…

2012年3月に観た映画をふりかえる

年度替わりの多忙さゆえ、まとめを書くのが遅くなってしまった。 タイトル 映画館 ひとことメモ 値段 ヒューゴの不思議な発明 TOHOシネマズ梅田 サシャ・バロン・コーエンよかった。3D効果もgood 1,800 おとなのけんか シネリーブル神戸 大爆笑。オススメ …

『ルート・アイリッシュ』

ケン・ローチ監督の『ルート・アイリッシュ』を観ましたよ。ケン・ローチ作品らしく社会派でありつつ、すこしミステリの要素もある作品でした。そしてやっぱりイギリス的空気が横溢してた。彼の作品はどうしてここまで“いかにもイギリスっぽい”すこしざらつ…

ベタ炸裂『バトルシップ』

最初に主人公のダメダメなところを見せておいて、ついでに恋愛ネタの伏線もしておいて、かーらーのー…海軍で“たまたま”艦長の役目をやらざるを得なくなり、大活躍を見せ、恋愛までうまく収まってしまう、というベタにベタを重ねたストーリー。地球外生命体が…

今日観た旧作2本『十二人の怒れる男』『ブエノスアイレス』

今日観た映画についてさくっと書きます。観たからには書きたい、という気持ちを覚えさせてくれた2本の映画。まずは言わずもがなの名作から 『十二人の怒れる男』(1957/アメリカ)監督:シドニー・ルメット 録画したままになっている映画がたくさんあるので…

『アーティスト』

これまた前評判の高かった『アーティスト』を観ました。ここのところアカデミー賞絡みの作品が次々と上映されているので、前評判が高く、それだけに期待値のあがってしまっている状態で観る作品が続いています。そして、これは正しくアカデミー賞作品賞らし…

大人って汚い『スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜』

民主党の大統領候補選出のための選挙戦に立候補した州知事のモリス(ジョージ・クルーニー)の選挙対策ブレーンとして働くスティーヴン(ライアン・ゴズリング)が主人公。彼は、モリスの政治理念や姿勢に惹かれ、同じくブレーンのトップであるキャンペーン…

『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』

前評判の高かった今作をたのしみにしていました。観て、かっちりと出来上がっており、すでにクラシックの風格を持っているのだけど、きちんと現代のレベルの高い製作陣による成果物になっているな、と思いました。 観ている間はじつはもやもやと思うところも…

原色ロマンティックバイオレンス『ドライヴ』

ここのところ役者としての存在感がぐんぐん増してきたライアン・ゴズリング主演の『ドライヴ』を観ましたよ。事前情報で「説明描写を極力排した」「画のチカラでみせる感じ」「バイオレンス描写が結構すごい」と聞いてましたので、結構覚悟してたから、そこ…