2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

イマココに生きる若者のお話であり、普遍的な物語でもある『ウィ・アンド・アイ』

ミシェル・ゴンドリー監督の最新作!ということしか知らずに行きました。二つ折りパンフ状のチラシはもらってたけど見てなくて…それが奏功した。これから観る人はぜひとも予備知識無しで観てほしい。 NYブロンクスの高校。さぁ、夏休みという学年の最終日、…

理想を現実にするために『リンカーン』

まずはスピルバーグが映画のバックグラウンドを1分ほど語るところから始まるのに驚いたな。劇中はそこまでアメリカ史の知識のない自分には細かいニュアンスまでキャッチできないもどかしさを感じる箇所はあったし、日本人には馴染みはないけれどアメリカ人…

まばゆい世界『君と歩く世界』

宣伝チラシから予想していたた内容 シャチのトレーナーとして半人前からようやっと一人前になったところであるマリオン・コティヤール。これから仕事もどんどん楽しくなってやりがいに満ちていく…そんな矢先、とある一頭のシャチが野生に目覚めた瞬間、不運…

鮮烈なイメージの塊り『ザ・マスター』

ダメな方じゃないアンダーソンこと、ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作です。催眠的手法で、その人物の過去/ルーツに眠るトラウマを探り、現在の自分は“本当の自分”ではない、本当の自分をたどれば理想的な幸せを手に入れられる…それに気づかせて…

『偽りなき者』

主人公が窮地に陥れられる、というのは映画としては定番です。そんな“落ちる”要素があるから、“上がる”ラストはとてもカタルシスがあるわけし、そのままバッドエンドも一興かもしれませんし、苦い現実味のある後味もいいでしょう。 …それでも自分がとても苦…