2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『新少林寺/SHAOLIN』

ジャッキー・チェン、アンディ・ラウ、ニコラス・ツェーというスターが顔を並べるポスターに惹かれて観に行ってきました。まず冒頭に馬を駆るニコラス・ツェーらが少林寺になだれ込むところから始まります。馬はサラブレッド的な種類じゃないのがよかったな…

2011年10月に観た映画をふりかえる

11月が終わってしまうまえに、振り返ります。10月は週末になると天気が崩れていて、よって映画に行く日はかなりの確率で雨だったような気がする。 映画館で観たもの タイトル 映画館 ひとことメモ 値段 太陽を盗んだ男 シネ・ヌーヴォ ジュリー無双 1,000 ダ…

『インモータルズ-神々の戦い-』

スルーしようかな、と思っていたのですが、時間があったので観に行くことにしました『インモータルズ』。日本語の副題は『戯れ』でも『遊び』でもなく『神々の戦い』。ただ、神様が本腰をあげて戦いに馳せ参じられるのは、自分たちが太古の昔に閉じ込めたタ…

『ラブ・アゲイン』を観たよ

“中年の危機”を迎えた夫婦がその危機を乗り越えるというのが軸になったドタバタのラブコメなので、そういう意味では邦題どおり“ラブ・アゲイン”でも間違ってないのですが、内容からすると、原題の『Crazy,Stupid,Love』がしっくりくる佳品でしたよ。loveのた…

プロフェッショナル、仕事の流儀『マネーボール』

この映画を観ながら途中で「あ、なんか『ソーシャル・ネットワーク』に似てるな」とぼんやり思って「いやいや、宣伝で思いっきり『ソーシャル〜』の製作陣が贈る、って謳ってたじゃん」と自分で自分に突っ込んだ次第です。画面の質感とか撮り方というレベル…

『コンテイジョン』

今作の淡々と地味にストーリーが進んでいく感じはリアリティたっぷりで、その説得力ある語り口が、人の脳内にある思考の種をインセプションする力のある映画だと思いました。どんな思考の種をインセプトするのかというと、目に見えないウイルスの伝播/感染力…

『恋の罪』

『冷たい熱帯魚』の上映時のティーチインで園監督が「もう次作は撮ってて、東電OL殺人事件がモチーフなんです」と言ってたので楽しみにしていました。 今作について感想を書こうとするとなぜか前作を引き合いに出したくなる…『冷たい熱帯魚』では映画全体か…

最近映画館で観た旧作ブレッソン『スリ』『ラルジャン』、ワイズマン『基礎訓練』

○ブレッソンの芸術としてニュープリント版で上映された2本の映画を観に行きましたよ。芸術の薫り高い…というか猥雑な街のかおりが馥郁たる感じの十三:第七藝術劇場での上映でした。 『スリ』 予備知識なしに行きましたので、スリの実際の手法(グループで…

『ラビット・ホール』

予告を観て地味そうだな、と思いながらも気になる感じだったので初日に観に行ってきました。子ども亡くした親がその悲しみを乗り越え再生する物語…きっとこれまでもたくさん描かれてきたテーマ*1。今作は子を失って既にしばらく経った設定で、特に事件が起こ…

『密告・者』

ニコラス・ツェー、ニック・チョン主演の『密告・者』を観みました。警察が潜入捜査官を組織に送り込む『インファナル・アフェア』では、潜入捜査官の任務遂行のスリリングな展開にハラハラしたのですが、今作はそんなリスクは外注、委託して金で解決する。…

色のない世界『ウィンターズ・ボーン』

今作を観たときに感じたのは、その画面から感じる冬の厳しい寒さでした。なんとなく思い起こしたのは『トゥルー・グリット』や『フローズン・リバー』で、これらもとくにかく寒い*1映画で、“色調の薄い”映画だった。『ウィンターズ・ボーン』も先に挙げた作…

『ミッション:8ミニッツ』

公開二日目に観に行ったのですが劇場はガラガラ…神戸の中心地からちょっと外れたシネコンの朝イチはこんなものかな、とちょっと残念に思いつつ、いざ鑑賞です。ネタバレ回避はムリなので、それもこれもコミで思い返しつつ書いてみる。 シカゴ郊外で起こった…