2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

さよなら2012(年末雑感)

※写真は自分的大晦日イメージキャラクターの美しいメラニー・ロランさんです(一昨年の大晦日に観た映画が『オーケストラ!』だったので大晦日といえばこのメラニーさんが思い浮かぶ)。 子どもの頃は大晦日は特別で、午前零時新年を迎えた瞬間空気までかわ…

2012年に観た新作映画を全部ふりかえる:その2(極私的全ランキング)

すべてベスト10扱いとしたいベスト30は先日の日記にまとめました。 ↓ http://d.hatena.ne.jp/yosinote/20121227 先日の日記を書くためにベスト30の各作品の画像を集めたのですが、楽しい作業だったな。各作品についていくつか出てくる画像のなかでもお…

2012年に観た映画をふりかえる:その1(1〜30位)

暮れゆきます2012年。去年に引き続き全作品をふりかえってみますが、あまりに長い記事になりそうなので、とりあえずベスト30まで。ベスト上位30はほぼベスト10扱いです。どれもこれもおもしろかったし、鮮烈だったり、痛かったりしたなぁ、と。それでは参…

前日譚のはじまり『ホビット 思いがけない冒険』

HFR3Dで観ました。映像は、ゲームがでっかい画面で繰り広げられてるみたいに見えましたね。徐々に慣れましたが、ぬるりとろりとした質感に見慣れてないからか、自分は普通の方がよいかも…画面をスプリットにして見比べてみたいかな。もともと自分の眼のク…

見せ場のつるべ打ちミュージカル映画『レ・ミゼラブル』

TOHOシネマズのムービートピックスで散々その“撮影の裏側”を観せられてきた「レ・ミゼラブル」。やっと公開されたので観に行ってきました。 冒頭の囚人ジャン・バルジャンが重労働に従事させられた後、ジャベールと会話を交わすシーンで「お?」と思う。こん…

『マリー・アントワネットに別れを告げて』

ダイアン・クルーガーがアントワネットで、その朗読係シドニーを演じるのがレア・セドゥです。最近気になるレアちゃんの出演ということで楽しみにしてました。 使用人であるシドニーの目線で語られていくので、ヴェルサイユの裏方が垣間見えるのがいいのです…

『桃さんのしあわせ』

遅れて地元で公開されたので観に行ってきました。 アンディ・ラウ演じる映画プロデューサー、ロジャー。多忙を極める彼が家に帰ると、彼の好物をジャストなタイミングで給仕していくお手伝いさんがいる。彼女の名は桃さん。市場で丹念すぎるほどに品定めるす…

空中キャンプさんの2012年に観た映画をふりかえるに参加します

どうもです。先日、11月に観た映画をふりかえったのは、空中キャンプさんの企画に備えてでもあったのでした。今年は映画祭や企画上映で観たものでこれは!というものに出会ったのが自分の中で上のほうに来るものがあったのですが、空中キャンプ賞の意義をふ…

2012年11月に観た映画をふりかえる

一か月経ったよ。 タイトル 映画館 ひとことメモ 値段 声をかくす人 テアトル梅田 マカボイ 1,300 黄金を抱いて翔べ 神戸国際松竹 "レイコー"はやっぱり言わんよ 1,000 悪の教典 109シネマズHAT神戸 ハスミン。to die? 1,000 ミステリーズ 運命のリスボン テ…

2012ベストカーディガン/メガネ理系男子Q現る『007 スカイフォール』

007映画はそんなに観てない。ボンドといえばピアース・ブロスナンのイメージがあって、なんだかチャラくて、現実にありえん夢想的ガジェットだらけで、女にモテたり裏切られたりでもやっぱり007のほうが一枚上手とか、自分の中では、一見さんには敷居が高い…

この恨み晴らさでおくべきか『ウーマン・イン・ブラック』

ゴシックホラーとして有名なので、タイトルだけは知ってました。舞台化もされてましたよね。その映画化の今作は、予想以上に端正な、というかクラシックなお化け屋敷ムービーでしたね。そしてまた*1イギリスの暗鬱な低い空の下…というロケーションなのです。…

英国の灰色の空の下/灰色の心『思秋期』(原題:TYRANNOSAUR)

痛い、痛い映画。 冒頭、ノミ屋でボラれた主人公ジョゼフは、店を出ても怒りを抑えきれず、リードをひいて愛犬を連れ帰ろうとするが、そのリードを引っ張られる勢いにキャンと鳴いた愛犬の腹をボコボコに蹴り倒す。ハッとして犬の様子をみ、抱えて帰るも愛犬…

大阪ヨーロッパ映画祭で観た2本・映画愛のかたまり『ファイナル・カット』、最高のレア・セドゥ映画『シスター』

大阪ヨーロッパ映画祭。いつもみたいなと思いつつ、いつのまにやら終わってしまっていた…今年は初参加がかないました。 ・『ファイナル・カット』(2012/ハンガリー)監督:ジョルジュ・パールフィ これは、映画のサンプリング映画。ストーリーはシンプル。…

戦争という地獄『高地戦』

地元でかかりましたので観に行ってきました。 世界史の教科書とかでの「休戦協定が結ばれました」程度の記述しか覚えていない、朝鮮戦争の終結。しかしそこに至るまでの戦争のありようを描いた今作によって、知らなかった歴史の一端を知ることができ、こうい…