2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
クロード・シャブロルの『引き裂かれた女』を観ました。この映画を観終わってエレベーターに乗ったら、同乗した女性ふたりが「なんかよくわからんかった」と言ってて、たしかにお話はシンプルなのに、やたら奇妙な手触りなんですよね。公式HPから引きますと …
町山智浩さんの昨年度ベストで上位だったこの作品は気になっていました。そうして観に行ったところ、そこに映し出された現象にはどこか既視感があったのです。 たとえば。とある誰か(A)と誰か(B)がなにかの会話をしてる。(A)は彼が持っているちょっと新規な…
『大鹿村騒動記』の完成試写のときに登壇した原田芳雄さんの容貌をTVでちらっとみて、すごく驚いた。そして一般公開がはじまってまもなくの訃報。このタイミングだから、遺作を観ようと足を運ぶ人も増えたと思う。死をもって自らの作品を最後に勢いつけて送…
クロード・シャブロルは名前を聞いたことあった程度で、唯一『パリところどころ』は観たことあったくらい。今回の未公開傑作選のチラシをもらって、1作品約100分という尺といい、作品紹介読んだだけで感じるフランス風のたたずまいといい、なかなかいい感じ…
6月になると着る服が上一枚、下一枚で済む季節になって、自分のようなものぐさな人間には助かります(ケドもう少ししたら、もっと厚着したい、薄着飽きた、ってなるんだろうな)。 1、映画館で観たもの 映画タイトル 映画館 ひとことメモ 値段 ミスター・ノ…
「日劇サマーナイトロードショー」と銘打ったシリーズの第一弾として『デビル』が上映されるので、TOHOシネマズに出かけましたよ。この「日劇サマーナイト(略」とはTOHOシネマズが“夜限定”の大人向け新レーベルとして立ち上げたもので、“会社帰りの映画ファ…
神戸映画サークル上映会で『闇の列車、光の旅』をやるということだったので、チラシを持参して観に行きました(チラシ持参割引があるのです)。舞台は南米。アメリカから強制送還された父+叔父とともにアメリカへの密入国の旅をする少女(サイラ)がある青年…
津村記久子さんの『ミュージック・ブレス・ユー!!』を図書館で借りて読みました。すこし前に本などをまとめて処分して以来、よほど手元に置いておきたいもの以外はなるたけ買わないようにしていたのですが、最近文庫になった『ミュージック・ブレス・ユー!…
三島由紀夫の特集上映がされてるので梅田ガーデンシネマに観に行きました。彼の原作のもの、彼が出演したもの、脚本に関わったもの、などが上映される特集で、彼の生前に製作されたものが中心となっているのが特徴です。三島については好きとかキライとかで…
『ムカデ人間』を観たのです。きっと通常ならスルーすると思う映画ですが、ブログやtwitterの感想で、キワモノ的なものという印象だけで観ないのは損かもしれない、という感触を得たので、行ってみようかと段々思いはじめたのでした。たまたま『ムカデ人間』…
ジョージ・クルーニー主演の『ラスト・ターゲット』を観ましたよ。年齢層は結構高めでしたね。あまり予備知識なしに行きましたが、これはなるほど古典的ハードボイルドな世界を知らない自分でも、なんだかなつかしい気分になるような、古き良き往年のスタイ…
イニャリトゥ監督の『BIUTIFUL ビューティフル』を観に行ってまいりました。余命宣告された男をハビエル・ダルデムが演じる重そうな内容、という程度の情報で観に行き、鑑賞後うぅむ、と唸ってしまいました。映画の公式サイトの「終わりを知った者だけが見せ…
『マイティ・ソー』を上映二日目に観に行きましたよ。ちょっと客席はさみしかったです。3D上映でハコが大き目だから余計にパラパラ感が目立ったかな。しかし、コレ、3Dの必要性あるんかな。3D効果はほとんど感じられなかった。あえていえば、前半のち…
この映画は、劇場に足を運んで、観て、ギャグに笑って、呆れて笑って、バカバカしさに腹抱えて笑えばいいと思います。 と、ひとことで終了したらOKなんだけど、やっぱりいろいろ書いてみる(ネタバレないよ)。 前作はアメリカその他各国で超大ヒットながら…