2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒットガールの痛々しさがとまらない『キック・アス』

もはや説明不要の『キック・アス』を観てまいりました。映画を観るのが好き、という人への求心力やオーラ/評判をまとった作品で*1、日を追うごとに口コミとか“日本公開があやうい”とか“ボンクラにはたまらない要素満載”“映画秘宝祭りで上映!”とかで諸々の熱…

地方で生きるということ-映画格差編

今日は『キックアス』を観てきました。また自分の感想記録を書こうと思うのですが、自分が読ませていただいているブログなどでは『キックアス』についての感想はもう12月いっぱいくらいでほぼ出尽くした感があります*1。『キックアス』は当初日本での配給会…

『RED』はウィリスでハーレクインでヘレン・ミレンでマルコヴィッチ

今日は映画を3本はしごしてきました。それぞれにおもしろかったのですが内容はかなり三者三様って感じでした。とりあえず今日は、本日公開初日だった『RED』について書いてみます。3本はしごの2本目に神戸国際松竹で観たのですが、上映30分前に着いたら、も…

仕事PCがWINDOWS7に。そのイライラポイントとMACへのあこがれ

毎日仕事に行っているわけです。仕事が色々と立て込んでいる中、已む無くPCを更新せねばならなくなり、XPの載ったPCとはお別れしまして、昨日からWINDOWS7の載ったPCを使うこととなったのですが、2日間使っての感想をイライラするポイントごとに書き留めて…

コレクター魂の行き着く先は・・・。ほんとは怖い『ハーブ&ドロシー』

1月23日(日)シネリーブル神戸に『ハーブ&ドロシー』を観にいったのです。 ハーブとドロシーは老夫婦。元郵便局員と元図書館員のつつましい生活を小さなアパートの一室で送っているこの二人は、NYの現代アートの有数のコレクターだった・・・!小さな部屋に…

映画『ソーシャル・ネットワーク』評いろいろ

映画を観て、感想を書くにも人の影響を受けたくないな、と思ってブログ記事を見ないようして、1週間くらい仕事しててもたまに「『ソーシャル・ネットワーク』、ねぇ、うん」と考える瞬間がありつつ・・ようやっと『ソーシャル・ネットワーク』の自分なりの感想…

クール至上主義!虚実皮膜『ソーシャル・ネットワーク』

1月16日(日)にミント神戸に『ソーシャル・ネットワーク』を観にいきました。16日はOSデー(1000円で観られる)、かつ公開2日目ということもあって結構混んでいましたが、2日前からネット予約してド真ん中の席で臨みました。 Facebookが普及しきっているア…

公開初日に『デュー・デート』を観たのですよ

期せずして公開初日に観ました『デュー・デート』について書いてみますよ。シネリーブル神戸にて観たのですが、多分4〜50人くらいの入り、かなぁ。かなり余裕はあるものの、ガラ空きではないのでちょっとほっとした。公開運動まで起こった『ハングオーバ…

アメリカ版御柱祭り?『アンストッパブル』

ずぅっと気になっている『ソーシャル・ネットワーク』の感想を書く前段に、同じ日に観た『アンストッパブル』について書いてみます。実際には『ソーシャル〜』⇒『アンストッパブル』、という順だったのですが、緻密な一級品映画『ソーシャル〜』と正反対の非…

2010年の試金石映画『告白』

今日の昼にtwitterで映画芸術のベスト&ワーストが発表された、っていうツイートを見ました。映画については一般人的知識しかない自分にはこの雑誌の性格はよくわかっていませんが、どうも物議をかもすタイプの選出をするようですね。キネマ旬報のベストが映…

私とお仕事 その2 エクセルと私

映画の感想を書くのが続いたし『ソーシャルネットワーク』のことを毎日、いろいろなタイミングでふと考えすぎなんで、ちょっと休憩しようと思います。まえにワードについて書いたので、今日はエクセルについて書いてみる。 仕事でつくるファイルは7〜8割が…

平坦な日常を生きる アルゼンチン映画『ルイーサ』

先日、『ペルシャ猫を誰も知らない』の感想について書いたのですが、それと同じ日に同じKAVCで観た『ルイーサ』について書いてみます。夫も幼い娘も昔に亡くしたルイーサは長きにわたって1人と1匹(猫)で生きてきた。猫ティノが亡くなった日、定年まで…

1995年1月17日の日記 その街のひとりだった自分

何事か、とりわけ劇的な出来事に直面し、その体験を通過すると、自分のなかで系統立てて整理する。人に話しをするならなおさらのこと、“物語化”される。そうやって実体験の核となる“なにか”から段々と離れていくことはやむをえない。それは人が言葉や文字を…

フットボールで自己啓発『エリックを探して』

今日観た『ソーシャル・ネットワーク』凄くよかった。感想書きたい。でも、その前にどうしても『エリックを探して』について書いておきたいのです。『ソーシャル〜』に圧倒されながらも、ほんわり温かい『エリック』を思い出して、今日のざわついた気持ちを…

『ペルシャ猫を誰も知らない』とKAVCと「東京都青少年健全育成条例」

昨日は、残業⇒JR灘駅で人身事故がおきて運行停止などで神戸線のダイヤが乱れる⇒なんとか普通電車に乗り込むも時間調整などもあって普段の倍の時間がかかる⇒駅についてバスに乗るが道路が渋滞していてやはり普段の倍の時間がかかる⇒遅くに帰宅したが、気分転…

あたらしい歌

残業ループに絶賛はまり中です。朝もなかなか起きられずバタバタと出かける最近、容貌のあんばいもますます具合が悪くなってきているような気がする。鏡はもともとあまり見ない(一日に累積しても数分だと思う)けど、多忙になるとますます鏡をみることがな…

ビートルズを知らないこどもたち〜映画『アクロス・ザ・ユニバース』とか

今日も残業してくたびれました。仕事モードから眠るまでの気分転換に短くさっくり書いてみます。以前に電車内会話でちょっと印象に残ったことがあった挿話をマクラにして、なにか書いてみようと思っていたのですが、そんなに展開できなさそうないな、と思っ…

正月でのいっき読み『海月姫』

お正月はあれこれ読んでいない本も読もうと思っていたのに、結局片付けたり、ぼんやりしたり、TVつけたりしている間に過ぎてしました。ただ、そんな怠惰な年始に唯一まとめ読みした本(マンガだけど)が『海月姫』です。 昔はマンガが好きで、おもしろいマ…

2011年1月10日の日記とpodcastの羅列

今日は祝日。朝はゆっくり起きた。 『徹子の部屋』にマツコデラックスが出ているのを見た。徹子さんがマツコ/デラックスと正しく音節を分けて発音しているのに、なるほど、と気づかされた(なにが、なるほど、かはよく分からないけど)。 昨日、三宮のチケッ…

『エル・トポ』

今公開されている映画でいろいろ観たいのがあるなか、旧作で名前はよく聴く、でも中身よく分からん、という映画『エルトポ』を観てきました。なんだか、“カルト作品”、だとか“ジョン・レノンが誉めたみたい”、とかっていう周辺ぼんやり情報のイメージで、「…

『ばかもの』(2010年/日本) 原作:絲山秋子

今日は休日出勤してきたんで、昨日の日記の続き(私とお仕事)を書こうかと思いましたが、そんな休日出勤した一日だからこそ、仕事以外のことを書いてみたくなったので、先日観ました映画『ばかもの』について書いてみます。 原作は絲山秋子さんの小説でして…

私とお仕事 その1 マイクロソフトワードと私

今日は疲れました。職場より今帰宅しました。録画予約を忘れたのでオンタイムで視聴するよりほかなかった『アメトーク』のスペシャルも完全に終了しきっていた。がっかり。現在は『千と千尋の神隠し』をやってます。劇場でもTVでも何回か観たけど、とりあ…

年末および年越しといえば、音楽番組、そして年末年始番組の傾向

TV

年末年始に見たTVシリーズも今回が最後となります。年末は例年、音楽番組が多いですね。でも、段々と放送時間が長くなっているような気がします。一般的にも、広告収入の減少に伴って、ひとつの番組を長くやって、制作費を抑えるっていうのが多いみたいで…

年末年始TVといえば、お笑い

TV

昨日に引き続き、お正月に見たTVシリーズで、今日は年末年始にぼんやりつけていたTVのお笑いで印象に残ったことについて書いてみます。 たくさんのネタ番組があったと思いますが、自分が印象的だった芸人さんをあげていくと、まず、ジャルジャルかなー。…

1月3日放送『アマルフィ 女神の報酬』(フジテレビ系列)

TV

お正月に見たTVをお題にゆるくブログを書いてみます。今日は昨日見た『アマルフィ 女神の報酬』についてです。 この映画は公開時にかなり話題に(いい意味でも、ネタにされ的な意味でも)なっていましたので、話題だなぁと思いつつも、お金出して+時間割…

IラブNY精神『人生万歳!』

大晦日に2本観たうちの一本については昨日書きましたので、残り一本ウッディ・アレンの『人生万歳!』について書いてみます。これは、お正月期間中に書くのが気分的にも内容的にもぴったりだと思いますので。 ウッディ・アレンについてはそんなに知識はなくて…

説得力のある荒唐無稽『オーケストラ!』

大晦日に観た2本の映画のうち、2本目に観た『オーケストラ!』について今日は書いてみます。1年のおしまいの日、厳寒で雪がちらちらと舞う中、神戸にあるパルシネマという名画座が創立40周年記念で鑑賞料金500円だったので、この機会を生かそうと、2010年見逃…

3D映画よりも前のめりになる『バーレスク』鑑賞体験

あけましておめでとうございます。2011年のはじまり:お正月にふさわしいと思う、華やかな映画について書いてみます。むかしと比して年末年始の“ハレ”感というか非日常な感じが薄まった感があるのですが、仕事が休みに入った12月29日に“ハレ”感満載の映画『…