2011-01-01から1年間の記事一覧

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』

来夏に来るべき『アベンジャーズ』への壮大なる前ふりともいわれている『キャプテン・アメリカ』を観ましたよ。 兵役検査に落ち続けていたものの兵士になる意志を強く持つ虚弱体質のスティーブは科学の力によって筋肉や身体能力を人間の限界を超えて増強する…

『探偵はBARにいる』

twitterやブログでの評判に背中を押されて観に行ってみました。もともと松田龍平が出ているっていうので気にはなっていたのです。『まほろ駅前多田便利軒』での便利屋のバディ的存在の演技も印象的だったし、今作でタッグを組む相手が大泉洋というのもなかな…

『スリーデイズ』

リメイク元となった『すべて彼女のために』は未見なのですが、同監督の『この愛のために撃て』は先日観ました。『この愛〜』は尺が90分なかったし、『すべて彼女の〜』も96分という尺のうえ、あらすじを読むとなんだか2作似ている。クサいほどベタな“愛”を主…

ブラッドリー・クーパー主演『リミットレス』

『ハングオーバー!』公開以来、“男前”といえばブラッドリー・クーパーというのは定説ですよね。ということで、その男前っぷりを堪能する映画だろうと予想しつつ観に出かけましたよ。 よれよれしてだらしない男エディはようやっと出版契約も結んだ小説家志望…

愛おしくて多幸感あふれるラブコメ『ステイ・フレンズ』

ジャスティン・ティンバーレイクとミラ・クニス主演のこの映画。予告を観るかぎり、よくあるタイプのラブコメで、ミラ版『抱きたいカンケイ』 *1 なのかな、と思ってました。なぜなら予告はあまりにもありきたりな描写の切り取りだったものな。体の関係だけ…

立ち上がれ、猿『猿の惑星 創世記』

旧シリーズは超有名な第1作目しか観たことはなかったのですが、特に予習もせず観に行きました『Rise of the Planet of the Apes』こと『猿の惑星 創世記』(やっぱり原題のがかっこいいな)。どうして『猿の惑星』状態になってしまったのか、というその起源…

最近映画館で観た旧作2本『太陽を盗んだ男』/午前十時の映画祭『ダーティハリー』

『太陽を盗んだ男』(1979/日本:監督 長谷川和彦)@シネ・ヌーヴォ おもしろい!との評判を見聞きしていたので、大阪のシネヌーヴォでのジュリー&タイガース映画特集で上映されるのを楽しみにしてました。しがない教師(とはいってもジュリーですよ!)が…

右往左往するユアン『ゴーストライター』

大阪での上映開始初週にロマン・ポランスキー監督の『ゴーストライター』を観てきましたよ。小さめの劇場ながら珍しくも満席!やっぱりポランスキー監督のネームバリュー効果なのかな?客層は大人な感じでした。 ピアース・ブロスナン演じる英国首相アダム・…

『監督失格』

AV女優・林由美香と一時公然と不倫関係にあった平野勝之監督は、彼女を主題とする作品を撮ることで監督として成長することができた。由美香に別れを告げられた後も友人関係にはあったが、ミューズともいえる由美香を失い作品製作に行き詰っていた平野監督…

『ミケランジェロの暗号』

事前にはノーチェックだったのですが、twitterの評判が高いので、むくむくと観たい気持ちがわいてきたのでした。リーブル梅田に行ったのですが、大人な感じの客層で結構客席は埋まってました。 第2次大戦下のオーストリア、ウィーン。美術商を営む名家のユダ…

『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』

今年はドニーさんイヤーとのことで(別に公式に制定されたわけじゃありませんが)、劇場公開されるやつは行ってスクリーンで確認してやろうかな、ということにいつの間にか自分の中で決まってました。というわけで、今作についても上映開始早々に足を運びま…

『アジョシ』

前評判の高かった『アジョシ』を観に行ってきました。スクリーンは小さめでした。客席はかなり埋まってましたよ。ちょっと年齢層高めだったかな。 謎めいた男テシク(ウォンビン)はひっそりと路地の質屋に隠棲していた。その彼を“アジョシ(おじさん)”と呼ん…

『世界侵略:ロサンゼルス決戦』を観たよ

震災の影響で当初の公開予定からだいぶん延期になりましたので、観るモチベーションがいったん下がっていたのですが、やはりこの手の映画は映画館で観たいよな、と思って足を運びました。公開二週目なのにやたら小さいスクリーンになってました。うむむ。 地…

カナザワ映画祭に行ってきました(その3)9/19月(3日目〜最終日編)

ふたたび寝て起きて、3日目です。 1、雨ふり 結構な雨に結構な寒さ。前日との気温差もすごくて震えました。トークの整理番号を早めに並んでゲットしたのち、武家屋敷をちょっと見にいきましたが、雨により十分堪能できなかったような感じ。寒さに震えつつ、…

カナザワ映画祭に行ってきました(その2)9/18日曜日(2日目編)

寝て起きて二日目スタートです。結果的にこの日だけ晴れてたので、この日に外の観光をいくつかして正解でした。 1、兼六園 一応始めての土地なので観光もしておこうかと兼六園へ。くまなく歩き回りました。前日重い荷物を抱えて歩きまわったのが響いて左ふ…

カナザワ映画祭に行ってきました(その1)9/17土曜日(初日編)

カナザワ映画祭のオープニングは前日の金曜日だったのですが、自分は土曜日から参加しました。本日帰宅し、全日程無事終了!というわけでカナザワ映画祭参加の旅日記を書きますよ。 1、出発 朝早く起きました。大阪までさくっと出て、サンダーバードに乗車…

旅に出ます

たまに、なにかのイベントにからめて、ぶらり一人旅することがあります。大概は一泊とか、ムリして日帰りとかなのですが、今回はすこし長めに旅に出ることにしました。目的地は北陸:金沢。行ったことはある(サンダーバードに乗ったことがあるから)はずで…

精神病患者というレッテルを捨てよ、社会へ出よう『人生、ここにあり!』

イタリアではパザリア法という法律が'78年に施行され、これにより基本的に精神科病院を廃絶し、精神病患者たちも地域において生きていくことになった。この映画は、その法律の施行により病院を出て、社会において生きねばならなくなった患者たちに関する事実…

『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』

アメリカのコメディ映画はなかなか日本公開されない、と言われてるのに、無事公開されてなにより、ということで劇場に観にいってきました。花形スター刑事の二人組(サミュエル・L・ジャクソン&ドウェイン・ジョンソン)が登場して、ささっと退場を果たし…

午前十時の映画祭『サンセット大通り』

説明不要のフィルム・ノワールの傑作…ですが初めて観ました。想像以上の画質で白黒のコントラストの美しさにも目を奪われましたし、また、映画の内容的にも白黒がぴたりとはまっていましたよ。無声映画からトーキーに移行したのに、それについていけず過去に…

2011年8月に観た映画をふりかえる

8月は夏休みをぱらぱらと取っては平日に映画館に足を運んだりもしました。平日にちょっと遠出して街をぶらぶらして、地元にあまりないファストフード店に入って軽く食べて、映画観て…というのがいい感じに緩くて夏休みらしい雰囲気にひたれました。 1、映画…

ミシェル・ヨー主演『レイン・オブ・アサシン』

ジョン・ウーが共同監督に名を連ね、ミシェル・ヨーが主演した『レイン・オブ・アサシン』を観ました。 明王朝時代、謎の暗殺組織・黒石に所属する女刺客の細雨(シーユー)は、忌まわしい過去と決別するため、古代武術の達人である達磨大使のミイラを組織か…

『ハウスメイド』は『下女』のリメイクか?

今年の大阪アジアン映画祭で上映されたのに見逃していました。そのかわりに、そのリメイク元となったキム・ギヨンの『下女』を映画祭で観たのですが、とても印象に残る衝撃の作品だったので、『ハウスメイド』の一般公開を楽しみにしていました。そして早速…

ジェイソン・ステイサム主演『メカニック』

72年にチャールズ・ブロンソン主演で製作された映画のリメイクだそうですが、オリジナルは未見でしたので、まっさら且つ軽い気持ちで観に行きました*1。超絶スキルを持った暗殺仕事人(?)をジェイソン・ステイサムが演じるお話です。『トランスポーター』シリ…

『未来を生きる君たちへ』

原題は『復讐』、英題『In A Better World』こと『未来を生きる君たちへ』を観ました。原題はストレート直球。英題は内容に関するちょっと捻った解釈がはいっている。日本語タイトルは英題をさらに限定的に解釈してちょっとセンチメンタルにしたような感じ。…

『ハンナ』

特別に人を殺める訓練をされた少女の物語、というくらいの情報で観に行った『ハンナ』。オープニングの雪原でのシークエンスとタイトルの出方のかっこよさに、おぉっと思ったのですが、その感じは最後まで持続していました。あたまから最後まで、スタイリッ…

『ピラニア3D』を観たよ

(一部で)話題騒然だった『ピラニア3D』。まさかの日本での劇場公開が決定!ということで初日に観に行ってきましたよ。クリップ型3Dメガネを持参してド真ん中のいい席で鑑賞です(何なんだこの気合いの入れようは、と我ながらちょっと思った)。客入り…

『メタルヘッド』

今年色々と出演作が公開されているナタリー・ポートマンすごろくをクリア中だった自分としては、ジョセフ・ゴードン=レヴィットとの共演もはたしている『メタルヘッド』は楽しみにしていました。原題は『HESHER』で、これはJGLが劇中で演じてる役名です。予…

苛まれるギャロさん『エッセンシャル・キリング』

ヴィンセント・ギャロさんは『バッファロー'66』でおっ、と思ったのち、彼自身が監督した『ブラウン・バニー』で嫌いになってしまった俳優さんでした。人を、ましてや俳優など嫌いなることなんてそんなに無いのに(嫌いになるのってエネルギーがいる)どうし…

『ミツバチのささやき』を元町映画館で観ました

昨年の今頃、いつものように「今週末は何の映画観ようかな」とmovie walkerサイトの地元の映画館一覧のページをひらくと、見慣れぬ名前が加わっていました。その名は「元町映画館」。クリックするとなんとこのご時勢に新規に映画館がオープンするとのこと。…